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“Proudly from Africa(プラウドリー・フロム・アフリカ)”
2019年、若手ファッションクリエイターの育成・支援を目的としたコンテスト“LVMH Prize for Young Fashion Designers 2019”のグランプリを、1700超の応募の中から、南アフリカのThebe Maguguが受賞しました。自らの名前を冠したブランド名を立ち上げて3年、26歳のデザイナーが成し遂げた快挙でした。
Thebe Magugu THEBE MAGUGU – LVMH PRIZE
http://www.lvmhprize.com/designer/thebe-magugu/
アフリカ発の真に高品質なものづくり
Thebe Maguguに続きたい、そんな野心と志をもつアフリカ発の真に高品質なものづくりを手がける人々が大勢います。様々な困難に直面してもそれを一つ一つ克服しながら、その先を目指そうとする人々がいます。
「アフリカで作られているということがわかると、急に値下げ交渉に相手が強気になったりするんだ」数年前、ガーナでとても気に入っていたブランドのデザイナーと話をしていた時に、ため息とともに彼から漏れた言葉。「フラッグシップショップで値段交渉されたりすることもあるんだけれど、欧米のブランドショップでも起こることかな?」
アフリカ産のものは一様に品質が劣る、安くあるべき…そんなステレオタイプが足かせになっているというのです。
ハイブランドバッグを解体し研究
南アフリカで革製品の生産を行うクリエイティブディレクターは、「ハイブランドのバッグを解体したり、原料の品質を検査したりしながら、その品質に劣ることのない生産を意識してやってきているの。多分、生産国名やブランド名を全て隠して同じ条件で並べてもらえれば、お客様もそれ相応の値段を認めてくれると思うのだけれど、なかなか現実はそうは甘くないわね」と話します。
ハイブランドが、その商品の品質のみならずブランディングやマーケティング、様々な側面にコストをかけ今日の立ち位置を築いてきていることを思うと、品質一つだけをとって不公平…というのも必ずしも正しいとは言えないかもしれません。
しかし、私たちが向き合うアフリカの作り手たちの目の前に並ぶ商品は、グローバルブランドと肩を並べても見劣りしないようなものばかりです。
高品質に加え、エシカルなものづくり
さらに彼らと関わり話を聞かせてもらう中で気がついたのは、いくつかのブランドが、地球環境や従業員への負荷の少ないものづくりや、エシカルであることに高いプライオリティーを置いているということです。
原材料に農作物の輸送用袋であるジュートを使いアップサイクルを図ったり、皮のために動物を屠殺するのではなく食用動物として処理された動物の皮を活かすことをモットーとしていたり、染色塗料は全て自然由来であることに徹底してこだわっていたり、伝統工芸を商品に取り入れる場合は、その歴史や人々の暮らしのペースにも最大限の敬意を払い、決してブランドの理屈ばかりを押し付けることがないようにと心がけていたり…
グローバルブランドと肩を並べるためには、高品質であることは最低限の条件。様々なステレオタイプを打ち破って世界に認めてもらうためには、それ以上の付加価値を提供しなければならない…そんな思いがこうした細部へのこだわりに現れているのかもしれません。
高品質商品を自信と誇りを持ってお届けするショーケース
彼らが手がける商品を、自信と誇りを持って世の中に送り出したい。
“Proudly from Africa(プラウドリー・フロム・アフリカ)”は、そんな想いを乗せたショーケースです。
Proudly from Africa掲載商品を、実店舗にてお取り扱いいただける先を募集中です。またブランドによっては、コラボ商品の製作や受託生産(OEM)の受注も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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