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SKIN GOURMET(スキングルメ)創業者バイオレットのオンライントーク
2020年5月5日(火・祝)午後5時ーガーナ時間朝8時から、SKIN GOURMET(スキングルメ)代表のバイオレットと日本のお客様約30名を繋いで、オンラインイベントを開催しました。スキングルメの工房バーチャルツアー、スタッフの紹介、新商品についての説明、お客様からいただいた質問に対する応答など充実した内容となりました。
Peatixイベントページ:https://proudlyfromafricaonline1.peatix.com/
【映像】スキングルメ ブランドストーリー
冒頭、まずはスキングルメのブランドストーリーを皆様にご覧いただきました。この映像は、昨年、ガーナ隣国のコートジボワールのテレビ局La Première (RTI)の”Made in Africa”という番組で放映された15分ほどのドキュメンタリー映像(仏語、弊社作成の日本語字幕付)です。
カカオの鞘灰で作られるアフリカン ブラックソープ
イベントの進行と通訳を務めさせていただいたProudly from Africa(プラウドリー・フロム・アフリカ)を運営しております株式会社SKYAH代表の原より、昨年12月に日本上陸を果たし販売が始まった商品についての説明をさせていただきました。
フィガロ・ジャポンでもオススメ商品として取り上げていただいたアフリカン ブラックソープは、日本ではまだほとんど知られていない商品ですが、西アフリカでは数100年もの間親しまれている石鹸であり、欧州特にフランスではその洗浄力と保湿力が評価されエステなどでも重宝されてきました。原材料は、カカオの鞘灰、パームオイル、シアバター。ガーナは世界屈指のカカオ産出国ですが、チョコレートの原料となるのは、果実に包まれたタネの部分。農園に残される鞘は、多くの場合、灰として利用されます。その灰と水で漉し出された灰汁が石鹸原料となります。多くの石鹸は、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を用いますが、その代わりに100%自然由来のカカオ鞘灰から抽出された灰汁を用いるのです。
出来上がったアフリカン ブラックソープは、お肌の汚れをしっかり落としてくれる一方で、洗い上がりのしっとり感を実感いただける一品。バオバブ&シアバター ボディクリームと合わせ、多くのお客様にリピートいただいている商品です。
スキングルメのコロナ対策
スキングルメは、ガーナで新型コロナが広がりを見せ始めてすぐに、ハンドサニタイザーの製造と販売に着手しました。スキングルメの開発したハンドサニタイザーの成分は、アルコール、ココナッツオイル、ティーツリーオイル、水分。肌の潤いも守ってくれそうな成分です。
現在、CGTN Europeというガーナの任意団体と提携し、彼らが首都アクラの貧困家庭に配布する生活必需品を詰め合わせた支援ボックスに、ハンドサニタイザーを協賛しています。売上1本につき1本を、コロナ対策の影響下で困窮している人々に届けています。
ガーナ国内でのハンドサニタイザー需要に応えることが優先と考え、当初輸入販売は考えておりませんでしたが、生産体制が確立し在庫も余裕が出てきた事を受け、現在日本への輸入販売を準備中です。
工房バーチャルツアー
後半は、ガーナからスキングルメ代表バイオレットとチームのみんなにも入ってもらい、工房を案内してもらいました(日本語通訳あり)。
Q&Aセッション
工房ツアー後は、バイオレットとカレン(スキングルメのマネージャー)の二人に、ご参加くださった日本のお客様から寄せていただいた質問に答えてもらいました。スキングルメの魅力をたくさん引き出していただくQ&Aセッションとなりました(日本語通訳あり)。
“現在のフルタイムスタッフ数は16名、パートタイムスタッフも含めると20名超。8割が女性のチーム”
“ガーナの原材料をもって商品を最終化し、誇りをもってメイド・イン・ガーナの代表として世界に送り出し、ガーナの経済成長に寄与する事を目指したい”
“(品質の一貫性について)常に変化し続ける自然から原料を得ているので、本来は同じ商品でもいつも同じ色香りというのは不自然なはず。けれど、多くの国際的な規格は一貫性を求める。例えば、シアバターを見ても、シアナッツの収穫直後に出来上がるシアバターと、しばらく保管していたシアナッツで作られたシアバターとではわずかに性質が異なるけれど、どちらもしっかりした条件下で作られていれば品質には問題ない。必ずしも一貫して同じではないけれど高品質、という事をどういう風に発信していくかは、ひとつの悩みどころ”
“スキングルメは、サステナビリティを大事にしている。サステナビリティが求められるのは、人間、動物、環境、地球全て。誰も一人では生きられず、全てが繋がっている中で生かされているので、地球に優しい商品やパッケージという事を大事にしていきたい。ブランド立ち上げ当初、多くの商品はプラスチック容器に入っていたけれど、徐々にガラス容器に移行していっているー環境にも優しいし、商品を長持ちさせるにもリーズナブルだと思っている。自分を育んでくれた自然に悪いものは作らない。”
“(スキングルメの差別化要因についての質問に対して)アフリカでもナチュラルスキンケアブランドは出て来始めていて、食べられるほど安全である事を謳う商品もあるけれど、実際に食べる事を想定しているものはない。スキングルメは食品としての認証を取っている商品も多く、実際に料理に取り入れたレシピの提案も行なっている。そういう意味では、実際に食べてもらうことまで想定した美容商品は他にはない。”
“美容や健康を考えた時の新しい考え方として提案したいのは、「商品の成分表示を見てみて。もし知らない・理解できない成分があれば、ましてや口に入れられないと思うのであれば、それを肌に塗るのはやめよう」ということ。食べるものと同じくらい、肌に取り入れるものにも意識を向けてほしい。自然の恵みが肌に与えてくれる安心に気が付いてほしい。”
“ガーナにはSankofa(サンコファ)という教えがある。過去に立ち返り、そこから学び、今と未来に活かしなさい、という教え。植民地主義や資本主義経済の中を生きていく過程で、古くから人々が信じて来た伝統や文化に見出す価値が薄くなって来ている気がするけれど、もう一度立ち止まって、本当にそれでいいのか考え、形にしたのがスキングルメ。”
質疑応答のやりとりの中では、現在輸入準備中の商品を始め、スキングルメの新しい商品もいくつか紹介をしてもらいました。皆様からいただいた質問の中には、バイオレット自身がどんな風にスキングルメの商品を使ってスキンケアをしているか、肌質ごとのお勧め商品は何か、というものもあったので、次回は実際に商品の使い方をデモンストレーションするようなオンラインイベントを検討しています。
予定の1時間を超過し、1時間半のセッションとなりました。多くの皆様にご参加いただき、大変貴重な気づきをいただく機会となりました。また次回も企画してまいりますので、ぜひご参加いただけますと幸いです。
ご参加くださった皆様、そして本記事をご覧くださった皆様、ありがとうございました。
【映像】スキングルメ ブランドストーリー 要旨
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