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’57 Chocolate オンラインイベント
もうすぐ3月14日、ホワイトデーですね。思い浮かべるのはチョコレートではないでしょうか。大切な方へのお返しのチョコ、自分へのご褒美としてのチョコ。より素敵なホワイトデーを送ってほしい。だから、’57 Chocolate (57 チョコレート)を知ってほ しい。
2020年12月10日(木)、ガーナのチョコレートブランド“’57 Chocolate”の共同代表であるキムとオンラインで繋ぎ、創業ストーリーやガーナチョコレートへの想い、そしてコロナ渦における彼女達の挑戦について話を聞かせてもらいました(聞き手は株式会社SKYAH/ Proudly from Africa代表 原ゆかり)。
※オンラインイベントの録画は、こちらからご覧いただ けます。
’57 Chocolateとは
’57 Chocolateは、姉妹の2人(キムとプリスィラ)の想いから誕生した、ガーナを語るチョコレートブランドです。カカオの産出国として有名なガーナ。しかし、ガーナで作られる正真正銘のガーナチョコレートはなかなかありませ ん。原材料であるカカオの輸出だけでなく、チョコレートの最終商品化を目指し世界にも誇れるチョコレートを「ガーナ」から発信することが、彼女らの目指す夢です。
’57 Chocolateの詳しい説明はこちらから
お話の内容
’57 Chocolateにかける想い
”ガーナはカカオを世界中に輸出しています。しかし、コモディティとしてのカカオを輸出するだけでなく、チョコレートの最終商品化までガーナで取り組み、付加価値をつけて世の中に送り出していきたい。目指している未来は、国内での生産・販売そして消費まで実現することです。”
”ブランド名の「’57」というのは、ガーナが独立を果たした年。独立の背景にあるガーナの精神を想起したかったのです。あまり知られていないことですが、独立当初のガーナでは、繊維業や乳製品加工業、製糖業などの工業が発展しており、自国の原料で生産・消費することに自信と誇りを持っていました。世界に向けて輸出だってしていました。チョコレートに限らず国内で原料が調達できるトマト製品や爪楊枝まで輸入に依存している今のガーナの現状を抜け出し、もう一度製造業を発展させていきたい…本当の意味で発展を遂げる為には、製造業を育てていく必要があると思っています。ブランド名は、自らを鼓舞するためでもあります。”
姉妹2人から始まった運営
”起業をする前スイスで仕事をしており、2014年に帰国しました。長く国際協力の仕事に携わっていましたが、より手触り感のあることがしたいと起業を決心しました。チョコレート作りを実際にスタートできたのは2016年1月になってから。当初、チョコレート作りに関しては初心者であったため、業界関係者や農家の方からお話を聞き、とにかく修行に励みました。”
”創業当初は、姉妹2人のみで製造していました。やることは沢山で大変でした。最初は、私たちのガーナチョコレートに懐疑的な人もいました。しかし、試しに買ってくださる人や結婚式用に注文してくださる人がいたりと、徐々に受け入れられていきました。現在では、10人ほどで協力しながら運営をしています。”
”成長し続ける素晴らしいチームに出会えたことを嬉しく思います。”
’57 Chocolateのチョコレートについて
”’57 Chocolateのパッケージは、ガーナを語ることができるパッケージ。1つ1つガーナの伝統や文化、芸術を表現しており、生活のワンシーンを切り取ったように印象的です。パッケージデザインの1つには、ガーナの象徴でもある伝統的な美しい民族衣装に用いられる「ケンテ」を織る様子を描いたものも。包み紙を開くと、パッケージについての説明を読むことができます。味わうだけでなく、チョコレートとともにガーナの美しさや歴史、ガーナという国を感じてほしい。大きく素敵な付加価値が、小さなチョコレートに詰まっています。”
”チョコレートに描かれている模様は、ガーナのアカン族が大切に受け継ぐ「アディンクラ」というシンボルです。模様の種類は100以上も存在し(’57 Chocolateで使用しているシンボルは現在12種類)、1つ1つ深いメッセージが込められています。包みから出てきたチョコレートに描かれたシンボルを見て、メッセージとして様々な受け取り方をするお客さんもいます。ガーナから受け取るメッセージ、皆さんにはどのようなメッセージが届くでしょうか。”
コロナ渦における挑戦と夢
”誰にとっても厳しい挑戦の時期だと思います。’57 Chocolateは、廃業や縮小も行わず運営を続けられています。新型コロナウイルスによって誰しもが困難に直面しているにも関わらず、私たちのチョコレートを買ってくださる方がいることに、心から感謝しています。私たちにとっては、良い機会にもなっていると思っています。一度立ち止まりこれまでの在り方を振り返る時間を持つことで、クリエイティブにもなれました。”
”新しい商品として、「Dark Chocolate Chips」(チョコレートチップ)を開発しました。家でお菓子作りをする人が増えたことから開発に至りました。また、「Revolutionaries Gift Box」も発売しました。チョコレートとマグカップがセットになったギフトボックス。マグカップには、これまでアフリカの黒人リーダーとして素晴らしいインパクトを残してきた人々の偉大な言葉を書き入れています。その言葉の1つ1つは、現在逆境のなかにある私たちの背中を押してくれるものです。’57 Chocolateのミッションである革新の後押しを目指しています。”
『チョコレートといえば’57 Chocolate』
”「チョコレートといえば’57 Chocolate」と連想してもらえることが、私たちの目指す未来です。それだけ世界に誇れるアフリカ発のブランドとして’57 Chocolateを育てていきたいと思っています。カカオの生産だけでなく、チョコレートの最終商品化も行いガーナから発信をしていきたい。この夢のために、一歩一歩進んでいきた いと思います。”
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’57 Chocolateの商品一覧はこちらからご覧ください。▶https:// proudlyfromafrica.com/57chocolate
オンラインイベントの録画
オンラインイベントの様子は、Proudly from Africaの公式Youtubeにてご覧いただけます。
(記事執筆:インターン 大嶋栞織)
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