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サステナブルを日常に取り入れよう
“サステナビリティ(持続性)が求められるのは、人間、動物、環境、地球全て。誰も一人では生きられず、全てが繋がっている中で生かされているので、地球に優しい商品やパッケージという事を大事にしていきたい。”ーこれはガーナ産ナチュラルスキンケアコスメブランド”SKIN GOURMET/ スキングルメ“創業者のバイオレットの言葉です。
Proudly from Africa/ プラウドリー フロム アフリカの参加ブランドの多くは、サステナビリティをブランド哲学に据えています。誰かを何かを犠牲にしながらの大量生産・大量廃棄とは真逆を行く、地球や人々の歩んできた道を振り返り、より良い世界を次の世代に残していけるようにという想いを織り込んだ、顔の見える商品づくり。その商品にも、商品づくりの背景にも、サステナビリティに配慮した価値がふんだんに盛り込まれています。
新型コロナという世界中が共有する理由で不安に包み込まれている今こそ、日々のあり方を見直すチャンスかもしれません。生活の中に何気なく取り入れていくものの一つ一つが、人間、動物、環境、地球の今後のあり方に変化を及ぼすかもしれない…。毎日に、サステナブルな商品を選んでみませんか?
作り手たちの想いのバトン、サステナブルな商品のご紹介とともにお届けします。
Larry Jay/ ラリー・ジェイ(Made in Ghana)
ジュート袋は、アフリカ各国で穀物などの運搬用の袋として用いられます。ラリー・ジェイは、使い古されたジュートの袋を丁寧に洗浄し、原材料として蘇らせファッションアイテムの製作に活かしています。通気性が高く丈夫なジュートは、バッグやサンダルにアップサイクルされ、おしゃれなアイテムに。
この素材が商品に生まれ変わるまでにいったいどれだけの人々が関わり、農業や生活の一助となってきたのだろうと想像すると、遠い日本からもアフリカ、ガーナへの親近感が湧きます。
QUAZI DESIGN/ クアズィ・デザイン(Made in Eswatini)
カラフルなアクセサリーやボウル。その素材は、廃棄される予定だった雑誌や新聞紙。クアズィ・デザインの創業の発端は、この廃棄紙を有意義な形でリサイクルできる方法はないか模索したことでした。紙を何枚も丁寧に糊で貼り合わせ、一つ一つ彩りを加え、商品に仕立てています。
クアズィ・デザインで働くのは、全員が女性です。その多くはクアズィ・デザインに加わる前は無職でしたが、正式に雇用されることで、安定した収入を得、家族を養えるようになりました。持続的に収入を得、経済的に安定していく中で変化していったのは女性たちの顔つきでした。自分自身に自信が持てるようになった女性たちは、家庭の中でも積極的に意思決定に関わっていくようになったといいます。
社内に教育基金を設立し、スタッフが子ども達のために教育資金を積み立てることをサポートする取り組みもはじめました。中には、貯金をして車を購入したり、家を建てたりするメンバーも出てきました。ものづくりの会社、というだけではなく、スタッフみんなが家族のように互いを思いやり支え合って生きていくコミュニティを形成しています。
Research Unit/リサーチ・ユニット(Made in South Africa)
“バッグのために動物を殺すことはしない”ーリサーチ・ユニットは、国際市場に出回るハイブランドバッグの多くが動物の犠牲によって成り立っていることに違和感を感じていました。一方で、食用として屠殺される動物の皮が、ただただ廃棄されることにも。そこで、食用に屠殺された動物の皮を余すところなくいただく、という発想でバッグ用の皮に鞣してもらい、商品づくりに活かそうと考えたのです。リサーチユニットのエシカルレザーを使った商品開発は、ここから始まります。
加えて、リサーチ・ユニットは、南アフリカで伝統的に受け継がれてきている文化を商品に取り入れています。古くから織られている絨毯生地を切り出しバッグに仕立て、伝統文化を守りながら織り手の生活を支えていくための新たな道を模索しています。商品づくりに携わった作り手は、仕上がった商品に自分の名前を記名し、丁寧に仕上げた上で世界中に送り出します。
また、リサーチユニットを創業したチャド・エリン夫妻は、アメリカのミネアポリスで黒人警察官が殺害された事件を発端に全世界に広がる #BLM / #BlackLivesMatter(黒人の命は大切だ)運動についてもSNSを通じて声を上げています。二人が生まれ育った南アフリカは、黒人(79%)、白人(9.6%)、カラード(混血)(8.9%)、アジア系(2.5%)の民族構成と言われています。チャド・エリン夫妻はカラードに属します。非白人であるがゆえに不合理な扱いを過去に受けてきた中でも、展示会に出展した際に来店したバイヤーから「君たちがオーナーなはずがない、本当の責任者と話をしたい」と言われるなどの不公平な扱いを受けたことがあるという具体的な経験を発信。自分たちの子どもをはじめとする次の世代に同じ思いをさせたくないとして、黒人白人に限らず、すべての人々が真剣にこの問題に取り組む必要があると話します。非白人オーナーシップのブランドとして、世界のハイブランドに負けない高品質でスタイリッシュな商品を生み出していきたいと語る背景には、後に続くブランドが同じような経験をしないように道を切り開きたいという強い気持ちが表れています。
SKIN GOURMET/スキングルメ (Made in Ghana)
化学品を一切使用せず、アフリカの自然の恵みをありのままに世界に届けるースキングルメの哲学です。
“美容や健康を考えた時の新しい考え方として提案したいのは、「商品の成分表示を見てみて。もし知らない・理解できない成分があれば、ましてや口に入れられないと思うのであれば、それを肌に塗るのはやめよう」ということ。食べるものと同じくらい、肌に取り入れるものにも意識を向けてほしい。自然の恵みが肌に与えてくれる安心に気が付いてほしい。”ー創業者のバイオレットは、どんな海外製品を塗ってみても改善しなかった自身の肌荒れが、シアバターのおかげですっかりよくなった経験を原体験に、スキングルメを立ち上げました。
ガーナ各地から様々な原料を探し取り入れ、これまで約50種類の商品を生み出してきたスキングルメ。肌に美味しいスキンケア、ぜひお試しください。
1本ご購入で、1本がガーナの貧困家庭に
AAKS/ エーエーケーエス(Made in Ghana)
ガーナ北部で伝統的に作られてきた籠バッグ。熟練の籠編み職人たちと連携し、世界中で日常使いできるおしゃれなデザインの籠バッグづくりに取り組むのがエーエーケーエスです。エーエーケーエスの事業により、多くの籠編み職人たちが安定した収入を得られるようになり、仲間と集まって作業をする仕事場を得ました。
手工芸を生業とする人々がその働きに見合った対価を得て、収入とともに生活の質の向上が叶っていくような持続可能な発展のサイクルを生み出すことを目指すエーエーケーエスは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との連携のもと、ブルキナファソなどのガーナ周辺国においても活動を展開、最近は雑貨やインテリア商品開発にも取り組んでいます。
さらに、#BLM / #BlackLivesMatter(黒人の命は大切だ)運動にも早い段階で賛同の意を表明し、オンラインショップ上でラッフル(くじ引き)を実施。当選者には新商品をプレゼントし、集まった資金は作り手への収入還元を除き、すべて#BLM推進のために取り組む慈善団体に寄付しています。“誇り高き黒人オーナーシップのブランドとして世界中の仲間と団結し支え合いたい、後進のためにも道を切り開きたい”ーそんな想いに突き動かされ、ブランドを築いてきた創業者アコスィアや仲間が世界に送り出す色鮮やかなラフィアバッグ。その想いと彩りを、この夏、取り入れてみませんか?
Yvaya Farm/ イヴァヤ・ファーム(Made in Ghana)
ガーナのフルーツをしっかり乾燥させた無添加ドライフルーツブランド“Yvaya Farm”を手がけるのは、創業間もないピュア・アンド・ジャスト。
Pureーガーナの農家や協同組合から直接買い付ける果物は、化学農薬不使用。加工の過程でも添加物は一切使用しません。自然のままの果物の色味や風味をそのまま楽しんでほしい、そんな想いの詰まったドライフルーツです。
Justー農民と公正な取引を、投資家達との約束である地球環境に対して正しいあり方を貫くことをポリシーに、サステナブルな農業・環境への向き合い方を続けています。
ドライフルーツの加工過程で取り除く皮や種。ピュア・アンド・ジャストでは、それすら無駄にしないと言います。一体どうやって?
Proudly from AfricaのIGTVで、創業者イヴェットが語ってくれました。是非ご覧ください ▶︎ https://www.instagram.com/tv/CEHFwMZjdhR/?utm_source=ig_web_copy_link
“サステナブル”を日常に取り入れよう
自分にも、大事な人々にも、動物や植物、世界にも優しい商品。どんな人がどんな想いで作っているのか、どんな材料がどんな理由で用いられているのか…商品の背景ストーリーを探してみることが、サステナブルを日常に取り入れていく第一歩かもしれません。
そんな毎日に、アフリカの作り手たちが誇りを持って届ける商品が寄り添えますように。
お問い合わせは、[email protected] まで。
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